清水 妃莉[ホースセラピスト/子どもプロデューサー]
一人ひとりの個性に合わせた対応を心がけています。
清水 妃莉
[ホースセラピスト/子どもプロデューサー]
2022年キャリア入社
●入社の理由を教えてください
小学生のころから馬が好きで、高校卒業後は乗馬クラブや観光牧場で仕事をしてきました。
沖縄の与那国島に昔から生息している在来馬「与那国馬」の保護の仕事に携わったとき、小柄で性格が温厚なところに一目ぼれ。
「この特長を生かして、与那国馬と一緒に仕事ができないか」と思うようになりました。
そこで考えたのが子どもたちの療育です。
ホースセラピーについて実践的に学びたいとWith Winに転職しました。
●仕事内容を教えてください
乗馬体験や馬のお世話などを通して療育を行うホースセラピーを担当しています。
優しい馬から得られる癒し、ほどよい運動による体幹トレーニング、自然の中を高い目線で走る爽快感など、馬のパワーは計り知れません。
●仕事で心がけていることは?
学校のように全員に均等に同じことをするのではなく、一人ひとりの個性に合わせて対応しています。
例えば軽い麻痺があって股関節の動きが悪い児童は大きい馬に乗ると股関節が開きすぎて痛いので小さくて細めの馬を選ぶとか、馬に興味はあるけどまだ乗るのは怖いという子には犬くらいのサイズのミニチュアポニーに触れ合うとことから始めるとか。
当社には保育士さんや看護師さんもいるので、皆で「こんなプログラムを取り入れたら効果があるんじゃないかな」と話し合って実施して振り返りを行っています。
常に質の高い療育を提供できるよう心がけていますね。
●やりがいを感じるときは?
最初は馬の上でグラグラしていた子が自分でバランスを取れるようになったり、いつもイライラしている子が馬のそばに来ると落ちついたり、「ブラッシングのお手伝いは嫌だ」と言っていた子に思いやりの心が芽生えて「きれいにしてあげるね」と馬に話しかけたり。
仕事でやりがいを感じるのは「子どもたちの支援につながったな」と実感できたときですね。
●夢や目標はありますか?
数えきれないくらいの効果を生み出してくれる馬のパワーに感謝しつつ、もっともっと療育のスキルを磨いていきたいですね。
また、社会に出て働くことが難しい児童もいるので、そういう子たちが働ける牧場をつくることが大きな夢です。